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インテリアの色の決め方にコツはあるの?コーディネーターが徹底解説

POST:2023.10.17

インテリアの色の決め方のコツってあるの?

インテリアのイメージを大きく左右する配色。色ひとつで部屋の印象が大きく変わることもあるので、なるべく失敗は避けたいですよね。

ではインテリアの色を決めるとき、まずどこから決めるのが良いのでしょうか。なんとなく理想のインテリアはイメージできるけど、実際にどのように配色すればそのイメージに近づくのかわからないという方も多いと思います。

そこで今回はインテリアの色を決めるコツについて、インテリアコーディネーターが解説します。記事の後半では、人気のインテリアスタイル別にみるオススメの配色についてもご紹介します。インテリアの色を決める際に参考にしてみてください。

まずは床や建具の色・素材を起点に全体のイメージを決める

新築で家を建てる場合、床やドアなどの建具の色を自分たちで決める方が多いと思います。床や建具の部屋全体に占める割合は多いので、そこをベースにインテリアのイメージを決めていくと、全体的にまとまりのある色合いを作ることができます。

例えば最近人気のある白い木目調の床を選び、ドアの色に同じ白や淡い色を選んだ場合、全体的に優しい印象になります。そうするとインテリア全体のスタイルはエレガント、カントリー、ナチュラル系になります。

一方、同じ白系統の床でもドアにネイビーや黒、グレーなどを取り入れるとグッと印象が変わります。家具も濃い目の色が似合う、シックでモダンなインテリアになります。

最近若い人に人気のある、ヴィンテージ風やインダストリアル風なインテリアにしたい場合は、色のみならず素材感も重要になってきます。こなれた感じを演出できる色柄のフロアや無垢の床材を使うことでそれぞれのインテリア”らしさ”を演出することができます。

理想のインテリアにするには、床材や建具の色を決める際に「こんな感じにしたい」というイメージを伝えることが大切です。そうすることでベースが決まるので、あとはそれに合わせて自分の理想のスタイルを作り上げることができます。

自分がしっくりくる感覚を大切に

IIKENHOUSE事例写真(ナチュラルインテリア)

どのようなインテリアにしたいのかは十人十色で、一人ひとりにあったその人だけのスタイルや色合いがあります。インテリア用語やすでに存在するスタイルに無理に当てはめず、自分がしっくりくる感覚を大切にし、それを意識して色を決めるのもコツのひとつです。

また、それまで使ってきたお気に入りの家具や欲しい家具などがある場合は、それを起点に合いそうな色を選ぶのもひとつの方法です。

無理に型にはめすぎず、自分にぴったりな色を見つけることは、自分らしい居心地のいい空間を作り上げるうえで重要なポイントになります。配色に困ったら、自分の感覚を信じて決めてみるのもいいかもしれません。

感覚派のあなたに知って欲しい、インテリアの配色黄金比

インテリアの配色をする際にチェックしておきたいのがインテリアの配色黄金比。土台となるベースカラー、ベースを引き立てるアソートカラー、そして強調色であるアクセントカラー、それぞれ7:2.5:0.5の割合で使用すると、バランスの取れた色合いのインテリアになると言われています(配色比に関する詳しい記事はこちら)。自分のしっくりくる色をただひたすら選んでいっても、ばらつきが出てバランス悪い配色になってしまう可能性もあります。そうした時、黄金比を意識するだけで釣り合いの取れた配色になります。

人気のスタイル別!オススメの配色をご紹介

ここまで、インテリアの色を決める際のコツについてご紹介しました。ここからはスタイル別の色のオススメをご紹介します。インテリアには北欧スタイルやナチュラルモダンスタイルなど、さまざまなスタイルが存在します。こうしたスタイルを元にインテリアをコーディネートする方も多いと思いますが、ここではそれぞれのスタイルの特徴とベース・アソート・アクセントにどのような色を使用するのがオススメか、解説します。

ナチュラルモダンインテリアにオススメの色

IIKENHOUSE事例写真

ナチュラルモダンインテリアはシンプルでナチュラルな雰囲気のなかに、モダンさを取り入れることで洗練されたオシャレな空間に仕上げることができます。最近人気のあるインテリアのひとつです。そんなナチュラルモダンインテリアにするには、まずベースに白または明るいグレーの壁、そして床は白系もしくは明るめのナチュラルにします。アソートカラーとして、白やグレー系のものを取り入れましょう。アクセントには黒やネイビーを使うのがオススメ。寒色や無彩色でまとめることで雰囲気を引き締めることができます。

ナチュラルヴィンテージインテリアにオススメの色

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ナチュラルヴィンテージとは、ナチュラルに統一された空間のなかにヴィンテージ感のあるアイテムを取り入れることによって、全体的に大人らしい落ち着きを感じることのできるインテリアのことを指します。

オススメの配色は、まずベースとしてグレー系の壁に色味を抑えたミディアムブラウンの床を使用します。床の色は、赤みや黄色みが少ない木の色を採用することで、ヴィンテージ風を再現するのに重要な「こなれ感」を出すことができます。アソートカラーでダークブラウンやチャコールグレーなどの濃い目の色を使い、アクセントには黒を取り入れるとナチュラルヴィンテージ風のインテリアになります。

ナチュラルスタイルのインテリアにオススメの色

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ナチュラルスタイルは、自然で飾り立てていない素朴なスタイルが特徴のインテリアです。自然で飾り立てのないスタイルということは、すなわち気張らずありのままのスタイルを表現するということなので、居心地のいい空間に仕上げることができます。

ナチュラルスタイルのインテリアにするためのオススメの配色は、ベースとして白やオフベージュの壁に、床は明るめの素材から中間くらいの明るさの素材を用います。アソートカラーとしてベージュやブラウン系の色を使用します。アクセントカラーには水色やこげ茶を取り入れるのがオススメです。観葉植物の緑もアクセントになるのでインテリアとして取り入れてみるといいかもしれません。

西海岸風インテリアにオススメの色

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西海岸風とは、アメリカの西海岸のライフスタイルをイメージしたインテリアのことを指します。海岸沿いの開放感あふれる雰囲気やビーチ周辺のオシャレでラフ(カジュアル)な雰囲気をインテリアに取り入れることが特徴です。オシャレさやラフさはもちろん、海沿いのリラックスした雰囲気も味わうことができるインテリアです。

ベースでは白系の壁にライト〜ミディアムブラウンの床を合わせます。ラフなイメージを出すには、単色の床ではなく、彩度の幅がある床材や無垢材を使用するのがオススメです。アソートカラーとしてブルー系を取り入れることで海らしさを演出することができます。アクセントカラーにはネイビーや黒がオススメです。明るくカラッとしたイメージを表現することができます。

北欧風インテリアにオススメの色

イメージ画像

北欧とは、フィンランド・デンマーク・ノルウェー・スウェーデンのことを指します。これらの国々は厳しい寒さに見舞われることが多く日照時間も短いので、家で過ごす間は温かみのある空間で快適に過ごしたい、と工夫がなされてきました。そうして北欧スタイルとして発展し、今では世界中の人々に愛されるインテリアのひとつとなりました。

居心地のいいインテリアであることはもちろん、全体的にシンプルだけどオシャレな色使いなのが特徴です。

オススメの配色は、白や淡いグレーの壁に明るめのナチュラルな素材を使った床をベースに、アソートカラーとしてグレーよりの色味のグリーンにブルー、そしてグレーを取り入れます。アクセントには彩度の高いグリーンやネイビー、赤を使用するのがオススメ。少しくすみ感のある色味にポップな色をアクセントとして取り入れることで、オシャレな北欧スタイルが完成します。

インテリアの配色のコツまとめ

インテリアの配色は、まず床や建具の色をベースとして決めることから始まります。自分たちが理想とするイメージをしっかり再現してもらうことができると、インテリアのスタイルが定まりやすくなります。自分の感覚で色を決めるのもコツのひとつです。型に当てはめすぎず、自分が「これだ」と思った色合いを大切にすることも、居心地のいい居住空間を作るうえで大切になります。記事の後半ではインテリアスタイル別のオススメの色や配色をご紹介しました。あらかじめ「こんなスタイルにしたい」と決めている方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者

コーディネーター:吉村 睦  

インテリアコーディネーター、一級カラーコーディネーター、照明コンサルタントの資格を有したコーディネートのスペシャリスト。多くの経験と実績で、一人ひとりに、一つひとつに、センスよく。コーディネート提案をさせて頂きます。

コーディネーター:内田 淳子

コーディネーター歴15年。飲食、アパレル店舗の現場管理を経て、現在に至る。「一人ひとりのお客様にあった提案を心がけています。」

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