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インテリアの配色の割合は意識するべき?配色を考えるうえで特に重要なポイントとは

POST:2024.11.05

自分の好きなものを優先してインテリアを考えてみたら、まとまりのない部屋に仕上がってしまったなんてことはありませんか?そんなとき、インテリアの配色の割合について考えることが大切です。インテリアには配色の黄金比と呼ばれるものがあります。今回の記事はそんなインテリアの配色について、インテリアコーディネーターが解説します。

インテリアの配色には割合が存在するって知っていますか?

インテリアの配色には黄金比と呼ばれるものが存在します。黄金比を意識して色の配分を決めれば、バランスのいい配色ができると言われています。ベースカラー、アソート・メインカラー、アクセントカラーの比率をそれぞれ順に「7:2.5:0.5」の割合で配分するのがいいとされています。

インテリアの配色比。忠実に守ったほうがオシャレに見えるの?

配色の黄金比は忠実に守るべき、とまでは言いませんが知っておくといい知識です。なぜなら、直感で素敵!と感じるインテリアは大体この比率になっているからです。ということは、自分でインテリアの配色を考える際にこの配色比を意識すれば、素敵なインテリアに仕上げることができるとも言えます。つまり、黄金比率はインテリアの配色で失敗しない“コツ”となります。

インテリアコーディネーターが考える、インテリアの配色で特に大切なこと

自分が本当に好きなインテリアイメージを知る(ベース色決め)

ベースとなる色は、流行に囚われることなく自分の好きな色を取り入れることが大切です。ベースはインテリアの色味の中でも大きな割合を占めるため、自分が心地よいと感じる色を選ぶことがポイントです。家はこれから先もずっと過ごす場所なので、トレンドに左右されて落ち着かない色を取り入れないように注意しましょう。

色が持つ心理作用を知る

インテリアの配色を考えるうえで、色の持つ心理作用を知ることはとても大切です。例えば、真っ白な色は清潔感があり部屋も広く見えますが、心理的には緊張感をもたらします。他にも暖色系は活発で明るいイメージ、寒色系は冷静で落ち着いたイメージ、緑は自然やリラックスした印象を与えます。

このように、単に色の好みだけでなく、色が心理的にどのような影響を与えるのかについて理解することが、自分にとって住み心地の良い空間を作るうえで大切です。例えば今流行りのグレー系インテリアにしたい場合、観葉植物や木の家具や小物を少し加えることで無機質になりすぎない空間をつくることができます。家の中ではくつろぐ、作業する、寝るなど様々なことを行うので、場所ごとに壁紙や照明も含めて色が持つ心理作用を知っておくことが大切です。

特定の色を繰り返し使うことで統一感を持たせる

一見統一感のない色を、一定のリズムで繰り返し使うと調和的なインテリアにすることができます。例えばナチュラルな空間の中で、照明器具のコード、シェルフのブラケット、テーブルの脚、これらを黒で統一します。そうすることで場が引き締まり、まとまりのあるインテリアに見せることができます。一見唐突に見える色味も、繰り返し使うことで調和を持たせることができ、結果落ち着いた配色にすることができます。

インテリアの配色の割合は知っておくと便利。色が自分にもたらす作用を知って心地いい家づくりをしよう

インテリアには黄金比と呼ばれる理想的な配色の割合が存在します。きっちりと守る必要はありませんが、直感的に良いと感じるインテリアはこの割合になっているので、意識して配色するだけで素敵な仕上がりにすることができます。しかし、ベースカラーを自分の好きな色にすること、色が持つ心理作用を理解すること、そして唐突に見える色でも繰り返し使うことで統一感を持たせることが、インテリアの配色を考えるうえで特に重要なポイントです。インテリアの配色を考える際は、今回ご紹介したポイントに沿ってコーディネートすることをオススメします。

この記事の監修者

 内田 淳子

インテリアコーディネーター歴15年。

インテリアコーディネーター 内田 淳子

コーディネーター歴15年。飲食、アパレル店舗の現場管理を経て、現在に至る。「一人ひとりのお客様にあった提案を心がけています。」

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