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全館空調の評判ってどうなの?導入のメリット・デメリットを説明します

POST:2024.06.11

家づくりを進めていると、一度は聞いたことがあるかもしれない全館空調システム。

エアコンとの違いは?導入のメリット・デメリットは?など、なんとなくは分かるけど詳しくは知らないという方も多いと思います。

今回の記事では、全館空調について詳しく解説します。マイホームの購入を検討している方で、全館空調の導入を考えている方にオススメの記事です。ぜひご一読ください。

全館空調とは?

全館空調とは、住宅内の天井や床下、そして壁の中などに大型の空調設備を設置し、家全体の空調を整えるシステムのことを指します。エアコンと違って各部屋に設置をする必要がありません。

近年では多くのハウスメーカーや空調メーカーが製造・販売しており、全館空調の性能は年々上がってきていると言われています。そのため、コストパフォーマンスも以前と比べてよくなってきていると言われています。マイホームの購入を検討している方々にオススメしたい設備のひとつです。

ですが、実際のところ全館空調の家に住むことにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ここからは全館空調のメリット・デメリットについてご紹介します。

全館空調のメリット

全館空調を導入するメリットとしては、主に以下の3点を挙げることができます。

  • インテリアの邪魔をしない
  • 家全体の温度を常に快適に保ってくれる
  • 換気をきちんと行ってくれる

インテリアの邪魔をしない

全館空調は通常、天井裏や床下、壁の中などに設置されます。従来のエアコンの場合、部屋の内側に設置をする必要があり、また設置場所も効率的な運転を意識すると限られてしまいがちです。そうするとインテリアの邪魔になり、オシャレにコーディネートされた空間の中にエアコンの存在が浮いてしまうことがあります。その点、全館空調は目で見えるところに空調設備がないので、インテリアの邪魔をせず、なのに快適な空間を作ることができるという優れものです。

家全体の温度を常に快適に保ってくれる

全館空調は家全体の空気を常に快適な温度に保ってくれます。例えば寒い冬の日や、猛暑の夏の日に外から帰ってきても、従来のエアコンであれば部屋の中が暖まるまで時間がかかるのに対し、全館空調の家は帰ってきても暖かい室内が出迎えてくれます。家が寒かったり暑かったりするとついだらだらしてしまいがちですが、常に快適な温度であれば生活の質が上がりそうですね。

換気をきちんと行ってくれる

ほとんどのメーカーの全館空調は、住まいの温度を快適に保つだけでなく、換気を行うシステムも搭載されています。そのため、家の中を常に清浄な空気で保つことが可能です。例えば花粉症持ちの家族がいる方などは、この機能を持つ全館空調をオススメします。

24時間全館換気をしてくれるので、冬の結露対策にも有効です。結露によるカビや掃除の手間が要らなくなるので、快適にお家を維持する事が出来ます。

長い時間を過ごす住まいだからこそ、こうしたメリットがあるとより過ごしやすい快適な家にすることができると思います。

全館空調のデメリット

ここまでメリットを挙げましたが、全館空調にはデメリットになりうる面もあります。ここでは全館空調の導入によって懸念されるポイントを3つご紹介します。

電気代が高くなる可能性がある

全館空調を導入すると、電気代が高くなると言われています。例えば極端に寒い日などは、家全体を均一に温めるために多くのエネルギーを消費します。そうすると、エネルギーを多く消費した分電気代に反映されてしまう可能性があります。24時間空調を行いますので、全館空調を導入する際は、電気代が高くなることをあらかじめ覚悟しておく必要があるかもしれません。ただ、最近では高気密・高断熱の家であれば冷暖房機は少ない台数で、最低限のエネルギーでの稼働が可能とも言われており、実際にどのくらい電気代が高くなるのかについては各住まいによって異なるので、工務店やハウスメーカーの方と相談しながらお家の性能を上げたうえで、導入を検討することをオススメします。

空気が乾燥する

こちらも全館空調を導入するデメリットとして多く挙げられます。冬場は、家全体を暖かい温度にする必要があるため、通常のエアコンよりも温度が高い風を家全体に送ります。そうすると、どうしても家の中の空気が乾燥してしまいます。エアコンの風でも乾燥が気になるという方は、全館空調でも同じように乾燥するので、加湿器を使うなどして工夫する必要があります。

定期的なメンテナンスが必要

エアコンと同じように、全館空調でも定期的なメンテナンスが推奨されています。全館空調はエアコンより規模が大きいので、その分メンテナンスも大変になります。ですが、定期的にメンテナンスをしないと後々の故障に繋がる可能性も。そうすると家全体の冷暖房機能が壊れてしまうことになるので、暑い時期や寒い時期にそれが重なってしまうと大変なことになってしまいます。そうならないためにも、定期的なメンテナンスが重要です。

全館空調って結局導入するべきなの?

ここまでメリットとデメリットについてご紹介しました。この記事であげたデメリットを考えると、導入をためらってしまう方も多いかもしれません。それでも、長い目で見ると全館空調の導入はオススメすることができます。

例えば、家の温度が常に快適に保たれることは、それだけで十分に導入の価値があります。家の温度が一定でないと、ヒートショックや場合によっては自律神経の失調など体にも影響を及ぼす可能性があります。快適に暮らせることは、長い目で見て大きなメリットになります。

また、最近ではコストパフォーマンスの高い全館空調が増えてきています。電気代が高いことをデメリットのひとつとして挙げましたが、これからずっと快適に過ごすことができることを考えるとメリットの方がデメリットを上回るかもしれません。

エアコンなどの冷暖房機も少ない台数で家中を快適にする事が可能ですので、イニシャルコストを下げる事も可能です。

ただし、導入後の管理などは自己責任になるので、ご家族でよく相談をして導入するかしないかを決めることが大切です。

まとめ

全館空調とは、設置することで家全体の空調を整えることが可能になる空調システムのことです。常に家の中を一定の温度で保ってくれるので、快適な生活を送ることができます。極端に寒い・暑い日などは消費するエネルギーが多く、それが電気代が高くなる原因になる可能性もあります。ただ、最近ではコストパフォーマンスの高い全館空調が多く製造・販売されています。気になる方はぜひ導入を前向きに考えてみてはいかがでしょうか。

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