YUCACOのサッシは・・・
YUCACO統括室長の半田です。
今回はYUCACOに用いられるサッシについて説明致します。
YUCACOに用いられるサッシは、エクセルシャノン製の樹脂サッシ、ガラスはトリプルガラス仕様になります。
またガラスとガラスの間にはアルゴンガスが充填されており、断熱性能が非常に高くなっております。
つい5年くらい前まではアルミ樹脂のペアガラスが主流でした。それがここ2~3年で樹脂サッシのペアガラスが主流となり、ついにトリプルガラスの時代がやってきております。
昔の樹脂サッシは、変色や経年による変形がひどく、なかなかのクセ物でした。しかし、商品開発が進み、品質が大きく向上して現在では変色や変形は無くなり、省エネ時代の到来と共に樹脂製のサッシの普及が加速しております。
そんな中で、当社も全館空調のYUCACOを販売する中で、コストと性能を考慮して、エクセルシャノン製の樹脂サッシを採用致しました。
エクセルシャノンはもう40年以上も前から樹脂サッシの販売・開発を行っているそうで、いわゆる樹脂サッシの老舗であり、前述の通り、販売当時は品質が伴わず苦労したそうですが、今では品質改良とコストダウンが進み、他の樹脂を販売しているメーカと比較してもコストパフォーマンスは高いのです。
ちなみにエクセルシャノンの長野支店長さんは、たまたま私の中学の同級生です・・・。
サッシの断熱性能は外壁と比べて1/10程度しかなく、いかにサッシの性能が重要であるか分かると思います。断熱性能だけを考えた場合、極論を言えば住宅にサッシは不要なのです。
しかし、光や風通しを考えればサッシは必要不可欠でもあるので、プランニングする際は、サッシの大きさを必要最小限にしながら、採光と通風を考えたパンランスの良い設計が重要になります。最近のSNSにはトイレの窓やユニットバスの窓は不要だと書かれていますが、確かに家の断熱性能やメンテナンスの事を考えれば不要なのかもしれませんが、お風呂の掃除や点検をする時に、お風呂の中が真っ暗なのはどうなんでしょうかね?私的にはあまりお勧めできません・・・。
そういう意味でもサッシには断熱性能、機能性、意匠性と様々な要素が含まれています。快適な室内環境(光・風)を実現する為にも、サッシの大きさなどにも注意しながら、住宅の設計を進めてみてください。