家づくりで特にこだわりたいポイントとして、家事動線の改善を挙げる方も多いのではないでしょうか。今回の記事でご紹介するファミリークローゼットも、そんな家事動線の改善に役立つスペースとして家づくりをしているご家庭から注目を集めています。

ただ、ファミリークローゼットは広さや設置場所によっては使い勝手が悪くなってしまう可能性もあります。

今回の記事では、

• ファミリークローゼットに必要な広さ
• ファミリークローゼットのオススメ設置場所

以上の2点についてご紹介します。

ファミリークローゼットとは

ファミリークローゼットとは、その名の通り家族全員が使うクローゼットのことを指します。

クローゼットといえば、一人ひとりのお部屋に専用のものが設置されているご家庭が多いですが、最近ではファミリークローゼットを採用するご家庭も増えてきています。

ファミリークローゼットが人気の理由

ファミリークローゼットが人気の理由のひとつに、家事動線の短縮が挙げられます。

洗濯物を畳んだあと、家族それぞれの衣類を各部屋に収納しに行くことは案外手間がかかることです。ファミリークローゼットがあれば、全ての衣類を1箇所に収納することができるので、家事にかかる時間を大幅に短くすることができます。

また、衣替えの時期にも各部屋を行ったり来たりする必要がなく、まとめて服を片付けたり出したりすることができるのも利点のひとつであり、ご家族や衣類・持ち物が多い家庭を中心に人気を集めています。

実用的なファミリークローゼットにするためのポイント【広さ・間取り】

ファミリークローゼットは、家事や衣替えの時間を短縮できることが人気の理由として注目されています。ただし、ファミリークローゼットを活用するためにはその広さや間取りにこだわる必要があります。動線や広さを意識していないと、場合によっては使いづらくなる可能性もあるため、ポイントを押さえて使い勝手のいいファミリークローゼットを造りましょう。

ファミリークローゼットに必要な広さ

ファミリークローゼットにはどのくらいの広さを確保するといいのでしょうか。

一般的に、3〜4人家族の場合は2〜3畳程度がちょうどいいとされています。

4人家族以上、または収納する量が多いご家庭の場合は、3畳〜7畳の大きさが必要になります。

ただし、ご家庭によって収納するものや収納量は多様であるため、最終的にはそれぞれの持ち物から逆算して広さを決めることが大切です。

ファミリークローゼットの間取りのポイント

使い勝手を良くするためにも、ファミリークローゼットを設置する場所も十分に考える必要があります。

オススメはランドリールームとリビング・ダイニング・キッチン（LDK）の近くです。ランドリールームに隣接していると、洗濯物をしまうところまで距離の近い場所で洗濯家事を行うことができるため、より作業効率が上がります。LDKは家族が集まる空間であるため、その近くにファミリークローゼットが設置してあると家族全員にとって使い勝手の良いファミリークローゼットとなります。

実用的なファミリールームで快適な住まいを目指そう

今回の記事ではファミリークローゼットの広さや間取りのポイントについてご紹介しました。

ファミリークローゼットを設置すると家事の時短が見込めるため、最近では採用するご家庭が増えています。ただし、広さや設置場所を十分に検討してから決めないと、せっかくのスペースが台無しになってしまう可能性も。まずはご家族の持ち物の量や使い方から、どこにどれくらいのスペースを確保すれば良いか確認することが大切です。