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設計半田 克征
半田 克征

YUCACOの加湿について

POST:2025.04.04

YUCACO事業室長の半田です。

今回はYUCACOシステムを導入した家の冬場の乾燥について説明致します。YUCACOシステムは1台のエアコンで家全体を暖房しますので、冬季は外も乾燥していることに加えて、エアコンによる暖気の送風によって室内は非常に乾燥します。

もちろん洗濯物は良く乾きますが、放置しておくと、湿度が30%台になってしまいます。

洗濯物を干した程度では室内の湿度は改善されません。一般的な住宅でも、石油ストーブの上で水を沸かさない限り、エアコンなどを暖房に採用した場合は、相応な加湿器が必要になります。また一般の住宅では暖房されている部屋のみ加湿すれば良いのですが、全館空調のYUCACOでは家全体が乾燥しますので、乾燥のレベルはかなり厄介な物になります。ですので、大きい容量のタンクを持つ加湿器が必需品になります。

それでも足りない場合は各部屋に小さ目の物を幾つか設置していただくようになります。お勧めは業務用の気化式加湿です。

超音波式や加熱式など様々なタイプの加湿器がありますが、加熱式は消費電力が大きく加湿量が少な目になり、超音波式は内部にカビが生えやすく加湿量も多くないため、気化式の送風タイプがお勧めです。冬場の湿度は40~60%が良いと言われておりますが、YUCACOの場合は45±10%を推奨しています。風邪やインフルエンザなどの対策には湿度を高くする必要がありますが、YUCACO場合で湿度を50%以上に保つには、相当な加湿をしなければなりません。ですので、あまり加湿の数値にとらわれず、個人の感覚で快適に過ごせるような加湿をお願いしております。

いずれにしてましても、YUCACOのような全館空調は乾燥するということを理解したうえでの導入をお願いしたいと思います。

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