注文住宅の外観をオシャレにする方法とは?見るべきポイントを紹介します
家の外観は、その家の見た目を決める大きな役割を果たします。オシャレなマイホーム作りでは、内観ももちろん重要ですが、外観にもこだわるべきポイントが多くあります。今回の記事では、外観を構成する要素やそれぞれの要素でチェックしておきたいポイントについてご紹介します。
注文住宅の外観をおしゃれにしたいときにチェックするポイント
家の外観を構成する要素は、大きく分けて「家の形」「窓」「外壁」の3つがあります。
ここからは、それぞれでチェックするべきポイントについてご紹介します。
家の形
家の形は、その家の印象を決める大きな役割を果たします。形はさまざまなので、自分たちの好みに合わせて選ぶといいでしょう。
ただ、見た目の違いだけではなく機能面などでもそれぞれにメリット・デメリットがあるので、それらも考慮したうえで選ぶことが大切です。
ここでは4つの形とその特徴についてご紹介します。
【総二階建て】
総二階建ては一階部分と二階部分がほぼ同じ面積で、ひとつの箱のような形をした家のことを指します。
総二階建てのメリットは、建築費用が他に比べてそれほどかからず、よって住んでからかかるメンテナンス費用も安く抑えることができる点です。
また、耐震性や断熱性にも優れており、機能面で性能の高い点も魅力的です。
ただし、形やデザインに関していうと、そこまでバリエーションが豊富なわけではなく、選択肢が限られてしまうのがデメリットと言えます。
デザイン性をそこまで追求しておらず、シンプルな佇まいの住宅に住みたいという方にオススメです。
【L字・コの字の家】
続いてご紹介するのは、L字やコの字の形をした家です。
オシャレな家といえばこのような家を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
デザイン性に優れており、角が多いのでスペースを活用しやすいのが特徴です。中庭を作ることができるのもこうした家の特徴です。中庭がある家ってオシャレで非日常感があって素敵ですよね。憧れのオシャレな家を建てたい方にはぜひオススメです。
ただ、角が多いということは、その分建築費用もかさむということなので要注意です。あらかじめ予算を決めてから検討するようにしましょう。
【平屋】
平屋と聞いて、昔ながらの日本風な住宅を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし最近ではオシャレな平屋が増えており、マイホームを建てる人たちのなかで人気が高まってきています。
平屋は一階だけなので上の階と下の階の移動がなく、生活動線がいいのが大きな特徴です。家の幅が広いので重心が安定しており、耐震性に優れているのもメリットの一つです。
反対に、広い土地が必要になるため、土地代は総二階建てなどを建てる場合と比べて高くなってしまいます。また、近くに高い建物があると場所によっては日当たりが悪くなってしまう点も注意が必要です。
【四角い家】
最後にご紹介するのは四角い家です。スタイリッシュな家といえばこの形ではないでしょうか。カーサプロジェクト株式会社が提供する規格住宅casa cubeなどが知られています。写真で見てわかるように、このミニマルなデザインからはまるで住宅ではないような雰囲気を感じることができます。
こちらに関しては、別記事でcasa cubeについて紹介しているので気になる方はぜひそちらをご覧ください。
窓の大きさ・配置
窓の大きさや配置も外観をオシャレにするうえで大切なポイントです。
大きな窓を採用すると、例えば夜、家を外から見たときに家の中の光が漏れて、オシャレかつ温かみのある印象を与えることができます。小さい窓を採用すると、外観がスッキリして見えるのでモダンな印象を与えることができます。防犯的にも安心できるので、採用する方が増えています。小さい窓の場合、配置にもこだわるとさらにオシャレな外観にすることができます。
外壁
外壁でチェックするべきポイントは、「色」と「素材」です。それぞれについてご説明します。
【外壁の色】
外壁の色は外観の印象を決める大きな要因のひとつです。
黒色は格調高い印象を与えることができ、シックな外観にすることができます。
グレーは内装でも人気の高いカラーですが、外壁に用いると都会的で洗練された雰囲気を創り出すことができます。グレーの中でも暗めのグレーと明るめのグレーで印象がだいぶ変わるので、イメージにあった色を選びましょう。
白色は爽やかなイメージで、例えばカリフォルニアスタイルの家など、洋風な家に多く取り入れられています。和風な家でも木材と合わせるとナチュラルで落ち着いた印象になるのでオススメです。
色だけで印象が大きく変わるので、理想の家のイメージに合わせて色を選ぶようにしましょう。
【外壁の素材】
色に続いて、外壁の素材もオシャレな外観を作るうえでチェックが欠かせません。
外壁素材には主に、
- 窯業系サイディング
- モルタル外壁
- 金属サイディング
- ALC外壁
以上4つの種類があります。
見た目の違いだけでなく、性能にもそれぞれ違いがあります。
【窯業系サイディング】
窯業系サイディングは、多くの住宅に取り入れられている素材です。バリエーションも豊富に取り揃えられていることがポイントで、数ある選択肢の中から自分たちのイメージにあったものを選ぶことが可能です。性能に関しては、防火性には優れていますが、防水性はあまり高くありません。時間が経つとつなぎ目のシーリングという箇所が劣化するため、定期的なメンテナンスが必要になります。
【モルタル外壁】
モルタル外壁とは、砂とセメントに水を混ぜて作られている素材です。モルタル外壁の大きな特徴といえば、住宅一軒一軒に職人さんが手作業で塗っていく点です。そのため、どの住宅でも仕上がりが違うのが魅力です。すでにある素材を貼っていくわけではないので、自由度が高く、よってデザイン性の高い外壁にすることも可能です。性能面では、耐火性・耐久性に優れているのがポイントです。ただし、防水性はあまり高くなく、ひび割れも起こしやすいのがデメリットと言えます。
【金属サイディング】
金属サイディングとは、外壁の表面が主にガルバリウム鋼板で仕上げられており、裏に断熱材が敷いてあるもののことを指します。最近では窯業サイディングを超える勢いで人気が高まっていると言われています。黒色や紺色など、暗い色のものを採用すると、モダンな外観を作り上げることができるのでオススメです。断熱性・耐震性などに強いことが特徴ですが、傷がつきやすく、サビも発生しやすい点がデメリットとして挙げられます。
【ALC外壁】
ALC外壁とは、軽量気泡コンクリートのことを指します。デザイン面では他の外壁と比べて少し劣りますが、性能面では耐久性・耐火性・耐震性・断熱性の全てにおいて高いレベルであることがALC外壁の魅力です。安心して長く住める住宅がいい、という方に特にオススメです。
まとめ
今回の記事ではオシャレな外観づくりを進めるうえで欠かせないチェックポイントについてご紹介しました。家の見た目を決める重要なパートですので、事前にどのような選択肢があるのか確認し、自分たちの理想にあったオシャレな外観づくりを目指しましょう。