家づくりを始める前にまず把握しておきたいのが、家づくりのおおよその流れです。

家づくりのイメージ段階から実際の土地探しや住宅会社探し、そして契約〜引き渡しまで、どのような流れで家づくりが進んでいくのかを事前に知っておくことができると、余裕を持った家づくりができます。

今回の記事では注文住宅の家づくりの流れについてご紹介します。

【注文住宅】イメージ段階〜契約、引き渡しまでの流れ

ステップ①予算・理想の家のイメージについて話し合う

このステップでは、夫婦間や家族間での話し合いをおこないます。具体的には、以下の３つをおこなうことをオススメします。

【家づくりに関する基本的な知識を学ぶ】

家づくりを始めるにあたって、基本的な知識は家づくりを問題なく進めるうえでも重要になります。家づくり関連の本や、住宅会社がサイトで公開している記事などに目を通しておくことをオススメします。

【予算について話し合う】

家づくりでまず大切になるのが資金計画です。自分たちが使えるお金はどれくらいなのか、決めることが重要です。

家づくりでは家を建てるだけが全てではありません。住宅を建てたあとも生活資金が必要になります。住宅ローンを使用する場合はローンの返済もあります。これからの暮らしを具体的にイメージしながら、家を建てるのに使えるお金を割り出すことが大切です。

【理想について話し合う】

資金計画と同じくらい大切なのが、家づくりの理想について話し合うことです。理想のライフスタイルはどんなものなのか、そのライフスタイルを実現するにはどのような家がいいのか、などを話し合っていきます。

なぜ大切かというと、これらのイメージがあると家づくりのパートナーとなる工務店やハウスメーカーとの話し合いがスムーズに進むからです。逆に言えば、そうしたイメージがないと話し合いはスムーズに進まず、家が完成したあとで実際に暮らすようになったときに違和感が生まれる原因にもなってしまいます。

ステップ②土地・家づくりのパートナー探し

ステップ①でどのような方向性で家づくりを進めていくか決まったら、次は具体的な行動をとるステップになります。

【土地探し】

土地探しで気をつけるべきポイント

・その土地で暮らす場合、子どもの学区や通学方法はどうなるのか

・平日・土日・日中・夜間の周辺の環境はどうなのか

・土地周辺にはどのような施設があるのか

・災害ハザードマップではどの区分なのか

・地盤状態はどうなのか

・上下水道は通っているのか（引き込みが必要になるのか）

土地を見つける際は、上記のような点を特に重視して探すことが大切です。

地盤状態や上下水道の有無に関しては、場合によっては工事が必要になり、プラスでお金がかかる可能性も出てくるので注意しましょう。

【家づくりのパートナーとなる業者選び】

業者選びで気をつけるべきポイント

・大手ハウスメーカー、工務店、設計事務所などそれぞれで特徴が大きく異なる

一概に住宅会社といっても、形態で特徴は異なります。それぞれの特徴を知り、自分たちにあっていると思う業態を選ぶようにしましょう。

・会社にも特色があり、合う合わないがある

例えば工務店といえど、各会社にその会社ならではの特色があります。住宅展示場や見学会などへ赴いたり、ホームページをみて会社の雰囲気を確かめてから決めることをオススメします。

ステップ③設計申込（設計契約）〜間取り・仕様の確定〜

この段階では住宅会社を１社もしくは２社までに絞っておくことをオススメします。

間取りや仕様は慎重に決めるようにしましょう。

仕様決めに関しては予算のことも念頭に置きつつ、ショールームや展示会で実際の設備などをみて、自分たちの理想に近いものを選びましょう。

間取りを決める際は、その間取りで自分たちが暮らすところを想像してみることをオススメします。

諸々確認したあとで最終的に１社に絞り、設計申込をおこないます。

ステップ④工事請負契約

ステップ③まで済んだら、いよいよ工事の段階に移っていきます。着工する前に、住宅会社と工事請負契約を結ぶ必要があります。この契約では着工の詳細、引き渡し日、間取り・仕様の詳細、見積もり、支払いについてなど全てを一括して契約します。

契約内容をしっかりと確認し、業者との認識齟齬がないよう注意しましょう。

ステップ⑤着工

工事の期間は工法によって大きく変わります。工事の期間中に注意するべき点は、業者に任せっぱなしにしないようにすることです。工事が問題なくおこなわれているか、定期的に工事現場に確認しにいくことをオススメします。

ステップ⑥竣工・引き渡し

工事が終わったあとはまずは施工会社の検査がおこなわれ、その後お施主様立会の検査も行われます。そのあと問題がなければ引き渡しとなります。お施主様立会の検査では設備の説明を受けたり、不具合がないかを確認するための貴重な機会です。この段階で不具合などの見落とすことがないよう、注意して臨みましょう。

注文住宅の契約の流れ【まとめ】

今回の記事では、注文住宅の家づくりの流れについてご紹介しました。新築住宅の家づくりを経験することは多くの人にとって一度きりのこと。あらかじめ家づくりの流れを把握し、余裕を持って準備を進めるようにしましょう。

なお、IIKEN HOUSEではインテリアに関する知識を中心にコラム記事を公開しています。家づくりを考え始めている方は、ぜひそちらもご参考ください。

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